
プロポーズといえば婚約指輪をイメージされる方も多いと思います。「結婚して下さい」という言葉と同時に婚約指輪を渡すというのが恐らく一般的なプロポーズのイメージです。男性はサプライズで婚約指輪を用意する方が多いわけですが婚約指輪について何も知らない方がほとんどです。そこでブライダルジュエリーの会社のWEBコンサルティング・WEBマーケティングを担当し、12ヶ月平均137%の売上アップの実績があるKAZが婚約指輪の選び方についてご紹介いたします。かなり長文ですが、知らないとプロポーズで恥をかいてしまうこともあるので是非御覧ください。
目次
そもそも婚約指輪と結婚指輪とは
実は私は結婚を意識するまで知らなかったのですが、結婚に関連する指輪は、「婚約指輪」と「結婚指輪」の2種類があります。男性の方は知らない人のほうが多いのではないでしょうか。この2つの違いについて簡単にご紹介していきます。
婚約指輪とは
婚約指輪とは、結婚の約束(婚約)の証として、男性から女性に贈るものです。基本的にはダイヤモンドがついた指輪が選ばれます。プロポーズの際に女性に贈る指輪が婚約指輪です。使用する機会がないと思われがちな婚約指輪ですが、両家で結納をする場合に必要となることがあるため、状況に応じて用意しなければならないこともあります。
結婚指輪とは
一方、結婚指輪は、結婚の証として男女が身につけるペアのリングのことです。婚約指輪が「結婚の約束(婚約)」だったのに対し、こちらは「結婚の証」となっています。結婚指輪は、挙式・披露宴の指輪交換の際に使用されるため、結婚式を挙げる夫婦には必須と言えます。また結婚式をしない夫婦であっても結婚の証として常に二人の指につけているもののため、ほとんどの夫婦が結婚指輪を購入します。
そもそも婚約指輪って必要なの?
男性からすれば、高額な婚約指輪は必要なの?と疑問に思う方も少なくないと思います。必ずしも必要なものではないし、ないならないでそう困るものでもありません。ですが、私は婚約指輪を購入することをオススメします。
婚約指輪が使用される機会
婚約指輪っていつ使うの?という疑問から説明していきましょう。まずは、やはりプロポーズのときです。プロポーズと共に婚約指輪を渡すというのが世間一般的なプロポーズのイメージではないでしょうか。このプロポーズが婚約指輪最大の活躍の場かもしれません。それではプロポーズ後、婚約指輪はどうなるのかご紹介していきます。
- 婚約期間中に使用する
- お洒落してでかけたいとき
- 結納や両家顔合わせでの婚約記念品として
婚約期間中に付けている方が多いようです。婚約期間中とは、プロポーズから入籍までの期間であり、その期間に指元に婚約指輪が輝いていると周りから注目を集めることでしょう。また、結婚後であってもオシャレな場や、フォーマルな場で使用することもあるでしょう。ただ、結婚指輪と違いつける頻度は少なくなりがちです。
うちの嫁は、プロポーズ後から一度も着けてるの見たこと無い・・。
最も重要で注意しなければならないのが、結納です。結納とは、結婚をするにあたり、両家が結びついたことを祝い、贈り物を納める儀式です。この結納の際に婚約指輪を記念品として贈る風潮があるため、結納をするような場合には用意することが前提となります。
結納は自分たちだけで決められることではありません。自分たちがやらないと言っても両家のどちらかがやりたいと言えばやらざるを得ないことも多々あります。そのため、あらかじめ婚約指輪は用意する気持ちでいたほうが無難と言えるでしょう。
結納とは
結納には、結納金(平均85万円)や結納品、婚約記念品(男性は婚約指輪、女性は時計などが多い)などのやり取りがあります。これらは両家ともに経済的な負担が多いことからも、最近ではこうした堅苦しい結納は行わず、両家の食事会だけという家庭も多いようです。リクルート ブライダル総研が調査している「結婚トレンド調査2017報告書(首都圏)」によれば、結納を行った夫婦は、全体の約11%となっており、約83%の夫婦が両家の顔合わせのみを実施したようです。
婚約指輪はなぜ必要なのか
婚約指輪は結納を実施する場合には必要となりますが、結納をしないような場合は必要なものでもありません。結婚指輪は、結婚式の指輪交換に使われるため、挙式・披露宴を行う夫婦であれば必要となります。結婚式後も常に身につけている夫婦がほとんどのため、結婚指輪を購入しない夫婦は少ないです。事実、リクルート ブライダル総研が調査している「結婚トレンド調査2017報告書(首都圏)」によれば、実に98.5%の夫婦が結婚指輪を購入したと回答しています。
一方で同調査によれば、婚約指輪(婚約記念品)の有無は全体の76.9%という結果になっています。大多数のカップルが婚約指輪の購入をしているものの、約20%のカップルは結婚指輪のみの購入となっています。その理由としては、「お金がもったいないから」「婚約指輪に意味を感じないから」との理由で婚約指輪の購入を避けています。
私も正直、婚約指輪なんて必要ないと思っていますが、人に婚約指輪を買ったほうが良いかを相談されたら、間違いなく婚約指輪を買ったほうがいいと言うでしょう。その理由をご紹介していきます。
婚約指輪を購入しなければならない2つの理由
私は婚約指輪を必ず買ったほうが良いと考えています。その理由がこちらです。
- プロポーズでないとガッカリされてしまうかもしれない
- 結納や両家顔合わせのリスク
プロポーズで指輪がないとガッカリされてしまうかもしれない
プロポーズの定番とも言える婚約指輪。男性のプロポーズのイメージとして、婚約指輪をパカっと開けるというイメージがあるように、女性も同様のイメージを持っています。実際、ブライダル総研が調査している「結婚トレンド調査2017報告書(首都圏)」によれば、女性の約48%の女性は、婚約指輪に対して憧れを抱いています。これは逆に言えば半数の女性は、婚約指輪にお金をかけるのはもったいないと思っているということですが、これはその時の気持ちであり、将来の気持ちとは別です。将来、やっぱり婚約指輪が欲しかったといって婚約指輪を買いに来る夫婦もいるそうです。いらないと考えている女性でも婚約指輪を贈られるのは嬉しいものです。
男性として無難で確実な選択とも言える婚約指輪の購入、私はおすすめします。
結納や両家顔合わせのリスク
結婚の時に大きな障害となるのが、お互いの家の事情です。全く異なる文化の2つの家族が親戚になるわけですから、かなりの注意が必要です。特に男性側は相手女性のご両親に結婚を許してもらう必要があります。その中で特に気にされるのが経済的な状況です。自分の大切な娘と生涯をともにするわけですから、当然経済的な事情は気になるでしょう。ご両親の時代は婚約指輪は給料の3ヶ月分なんて時代ですから、自分の娘が婚約指輪をもらっていないとなったら心配されるのもわかります。婚約指輪は男性側の経済的な状況を見る上での一つの指標となることもあるのです。最近は本人たちの意思が尊重される時代ではありますが、両家の状況によってはそうも言ってられません。特に地方のまだ閉鎖的な地域では昔ながらの慣習もあり、なかなか面倒なことも多いです。こうしたことを考えても婚約指輪はやはりそれなりのものを用意するのが無難と言えるでしょう。
結論:婚約指輪は買ったほうが無難。ブランドを気にしなければ、クオリティの高い婚約指輪でも安価に買えるので、そうしたものを選ぼう。婚約指輪の選び方については、後述します。
婚約指輪の買い方・選び方
婚約指輪の買い方と選び方についてご紹介します。知らないといざプロポーズの時に恥ずかしい思いをしてしまう可能性があるので、是非知っておきましょう。
婚約指輪を購入できるお店
そもそもどこで婚約指輪を買うことができるのか。基本的なところから見ていきましょう。
- デパート・百貨店などの宝飾店、専門店
- 通販サイト
デパート・百貨店などの宝飾店、専門店
まず、みなさんが思いつくのが、デパートや百貨店に入っている宝飾店や、各ブランドの専門店です。こうしたお店は、大きく「ブランドショップ」と「セレクトショップ」に分類されます。店舗型のお店の場合、実物を見れるというメリットがある反面、価格的には高くる傾向にあります。
ブランドショップ
わかりやすく言えば、Tiffanyやカルティエなどのブランドの専門店です。こうした有名ブランド以外にもブライダルジュエリーの専門店が多数あります。オーダーメイドのお店や和風テイストなお店など多岐にわたります。ブランドショップを利用するのは、「このブランドを買う!」と決めている場合です。彼女がこのブランドが良い!とわかっている場合や、事前に各ブランドのホームページを見た上で行きましょう。
価格目安:20万円~
セレクトショップ
特にブランドを決めていない場合に直接お店で見たい場合は、セレクトショップを選ぶのがおすすめです。セレクトショップは、様々なブランドを集めたお店ですので、とりあえずいろいろ見たい場合に有効的です。
価格目安:10万円~
通販サイト
通販サイトでも婚約指輪を購入することも可能です。各ブランドサイトの公式通販サイトのほか、Amazonや楽天、Yahooなどでも購入可能です。特に楽天やYahooでは、多くのジュエリーショップがしのぎを削っているため、価格が非常に安くなっています。実物を見れないデメリットはありますが、安価に手にはいるのは非常に魅力的です。
通販は安いけどインターネットで婚約指輪を購入したということに嫌悪感を持つ女性は結構います。安い指輪でも実際に一人でお店にいって選んでくれたとういことが嬉しいという女性が多いです。オススメはやはりお店に買いに行きましょう。
ただし、注意しなければならないのは、安くて悪い品質のものを手に入れてしまうことです。そこで婚約指輪をネットで買う上で抑えておきたいポイントを紹介していきます。
価格目安:5万円~
婚約指輪の選び方
婚約指輪のブランドを決めている場合は、特定のブランドで購入すれば良いのですが、特にブランドにこだわりがない場合は選択肢が多くなるため注意が必要です。婚約指輪の価格は数万円から数百万円と幅があり、これから婚約指輪を買おうと考えている男性にはその差がわからないことが当たり前です。そこで抑えておきたいポイントを解説していきます。
指輪の素材はプラチナが無難
まず、抑えておきたいのが、指輪の素材です。日本では通常「プラチナ」の婚約指輪を選ぶのが一般的です。金属アレルギーや変色のリスクが小さく、希少性が高い金属から婚約指輪=プラチナ素材と考えられるほど選ばれる素材です。
プラチナの色合い
プラチナは、白金色、わかりやすく言えばシルバーの色をしています。
なぜプラチナなのか
見た目で言えば、プラチナはシルバーやホワイトゴールド、パラジウム、チタン、ステンレスと大差ありません。むしろ見分けをつけるほうが困難です。非常に安いシルバーやステンレスなどと比べ希少なプラチナが素材として選ばれるのにはいくつか理由があります。
プラチナは変色しにくい
プラチナは変色しにくい金属です。シルバーなどは空気にふれることで、黒ずみ変色してしまいますが、プラチナはこうした変色には強いです。
加工しやすい
また、プラチナは加工がしやすい金属です。チタンなどは加工してしまうと再度加工するのが困難なため、サイズ直しなどができなくなります。そのため、将来の体型変動によるサイズ直しにも対応しやすいという点でプラチナはオススメです。
貴重な素材
プラチナは金のように高価な素材のため、素材自体に資産価値があります。そのため、もしものときのための資産として持っておくような風潮もあるようです。gあたりの単価は3,300円(2018年8月時点)となっています。婚約指輪のg数は指輪のデザインによってことなりますが、シンプルなもので3g前後くらいです。この場合純プラチナであれあば約10,000円程度の資産価値があるとういことになります。
また、プラチナにはPT999(PT1000)やPT950、PT900、PT850などの表記がありますが、これはプラチナの配合量です。PT999(PT1000)であれば純プラチナであり、PT950であれば95%がプラチナ、残り5%などがロジウムなどの他の金属が使用されているという意味です。通常指輪ではPT900~PT950のものが多いです。例えばPT950で3gの指輪は、3,300×95%×3gなので9,450円の価値があるということになります。いざというときは素材として売って現金化することもできるわけです。
みんなが選ぶから
正直、私がプラチナを奨める最大の理由は、みんながプラチナを選ぶからです。多くの人は一般的にプラチナが良いからプラチナの指輪を買いたがります。そのため、逆にプラチナでない指輪を持っていると恥ずかしいと思ってしまう方もいます。シルバーなどは変色してしまうため、周りからシルバーだとバレてしまうこともあります。せっかく一生に一度の婚約指輪なのですから、プラチナで用意するのが無難な選択となるわけです。
ダイヤモンドの選び方
婚約指輪を選ぶ上で最も重要なのが、ダイヤモンドの選び方です。ダイヤモンドには4Cと呼ばれるグレードが存在します。このグレードによって価格は大きく変わってしまいます。また、安いからという理由でダイヤを選んでしまうと汚いダイヤモンドを買ってしまうリスクがあります。男性にはなかなか縁のないダイヤモンドの選び方をご紹介していきます。
ダイヤモンドはキレイなものばかりではない
最初にご紹介しておきますが、ダイヤモンドはキレイなものばかりではありません。みなさんがイメージするダイヤモンドはテレビで見たり、デパートで見たりするダイヤモンドで、とてもキレイに輝いているものだと思います。しかし、ダイヤモンドはキレイなものばかりではないということを知る方は少ないのです。ダイヤモンドは天然の鉱物です。そのため、ダイヤモンドの中にはインクルージョンと呼ばれる傷や、黒いゴミのようなものが入っていることがあります。そうしたダイヤモンドは非常に安価で購入できますが、婚約指輪としてプレゼントするにはオススメできません。そこで彼女にプレゼントしても恥ずかしくない婚約指輪の選び方のポイントを絞ってお伝えします。
ダイヤの4Cとは
ダイヤモンドの4Cとは、Color(カラー)、Carat(カラット)、Clarity(クラリティ)、Cut(カット)の4つの基準の頭文字から由来しており、この4つの基準からダイヤモンドのグレードが決まります。こうした4Cというのは、GIAや中央宝石研究所と呼ばれるダイヤモンドの鑑定機関によって評価がつけられます。こうした評価機関がダイヤモンドを評価した結果が鑑定書あるいは鑑別書という形でダイヤモンドに付属しているケースが多いですが、鑑定していない場合はこうしたものは付属していません。
鑑定書というのは、この4C全ての評価がされていますが、鑑別書は4Cの中でもクラリティ(重さ・大きさ)しか評価されていません。どちらも本物のダイヤモンドであることは証明されていますが、鑑別書にはカラー、クラリティ、カットなどのグレードが表記されていないため、少々注意が必要です。まずは4Cが何かということをご説明してまいります。
Color(カラー)
Color(カラー)は、その名の通り、ダイヤモンドの色を表しています。ダイヤモンドは無色透明と思われがちですが、実はそうではありません。カラーはD、E、F・・・Zと段階的に別れており、Dカラーが最も最上級の色となります。D、E、Fは無色であり、G、Hくらいまではほぼ無色という扱いになっています。それより下になるとダイヤモンドが黄色く色を帯びてきますので、カラーを選ぶときはHカラーくらいまでを基準にすると良いでしょう。
Carat(カラット)
Carat(カラット)は、大きさと思われがちですが、正確には重量を表しています。重量と大きさは比例しますので、ほぼ同じ意味と認識しても良いかと思います。ブライダル総研が調査している「結婚トレンド調査2017報告書(首都圏)」によれば婚約指輪として購入されるダイヤモンドのカラット数の平均は0.3カラットが最も多いという結果が出ています。年齢によってカラット数の大きさは増える傾向にあり30代になると0.3カラット以上を購入される人たちの割合が増えています。婚約指輪は経済力を表すひとつの指標となるので、年齢に応じてダイヤモンドが大きくなるのも頷けます。婚約指輪として0.1カラットのものなども販売されておりますが、オススメはしません。大きさは誰の目から見ても明らかにわかるものなので、彼女が婚約指輪として小さいダイヤモンドを付けていたら、残念なことに周りから偏見の目で見られてしまうかもしれません。彼女は気にしないかもしれませんが、世間にはそうした目でみる人たちがいることも事実です。嫌な思いをしたくないなら、0.3カラット程度のものをお選びいただくのが無難です。
Clarity(クラリティ)
ダイヤモンドを彼女に贈る時に最も注意してほしいのがこのクラリティです。クラリティは、以下に分類されます。
FL | 石の内外部に欠点なし |
IF | 石の内部は無欠点 |
VVS1 / VVS2 | 10倍拡大で傷や汚れをみつけるのが困難 |
VS1 / VS2 | 10倍拡大で傷や汚れをみつけるのがやや困難 |
SI1 / SI2 | 10倍拡大で傷や汚れが見えるが、肉眼では困難 |
I1 / I2 | 肉眼で傷や汚れが見える |
FLやIFクラスのものはあまり販売されていることはありません。多くのブランドやメーカーはVVSやVSクラスのものを使用しているようです。そのため、平均的なものを選びたいのであればVVSやVSクラスのものを選ぶのが良いでしょう。
ただし、VVSとVS、SIクラスの間に見た目の差はありません。どれも肉眼で傷や汚れを見ることができないからです。顕微鏡を使った際に、または鑑定書を見た際に、傷や汚れがあるかだけの問題となります。そのため、鑑定書の内容を重視せず、単純な見た目を重視するのであれば、SIクラス以上のものを選ぶ必要は全く無いのです。しかしながら、価格には大きな差が生まれます。VSクラスで30万円程度で販売されているダイヤモンドの婚約指輪をSIクラスなら15-20万円程度で購入することもできます。
また一方でI1、I2と呼ばれるクラスには注意が必要です。このクラスでは肉眼で傷や内包物を確認することができます。具体的にどういう状態かというと、ダイヤモンドの中に透明な傷が見える、黒いゴミが含まれている、クラウド呼ばれる全体が白くモヤがかかっているような状態などです。このクラスのダイヤモンドであれば0.3カラットでも10万円程度で購入可能です。ただ、ダイヤモンド1つ1つの個性がものによって違うため、インターネットで購入するのには注意が必要です。
こうしたIクラスのダイヤモンドの中にもオススメのものはあります。多少傷が付いていてもダイヤモンドを留める部分で見えなかったり、多少クラウドがあっても気にならいレベルだったりと、他のグレードのダイヤモンドと比較しなければわからないものも多数あります。こうしたクラスのダイヤモンドを選ぶ際には、実際に取り扱っているお店でダイヤモンドを確認することを推奨しています。いざプロポーズで渡したら恥をかいてしまったなんてことが無いようにご注意ください。インターネットで購入するならSIクラス以上のものを選ぶのが無難です。
Cut(カット)
Cut(カット)はダイヤモンドのカットの出来をいいます。カットには3EX(トリプルエクセレント)、Excellent(エクセレント)、Very Good(ベリーグッド)、Good(グッド)、Fair(フェア)、Poor(プア)という評価基準があります。カットグレードが良いほど輝きが良くなります。Good以上を選んでおけば基本的には無難かと思いますが、個人的にはあまり重要視はしていません。輝きの違いはダイヤモンドを並べて比べて見なければ一般の方にはわからない点です。鑑定書を重視しないのであれば、カットはそこまで気にしなくても良いと思っています。もちろん最上級のトリプルエクセレントの輝きはとてもキレイですが、金額を抑えつつ、恥ずかしくないものをという意味ではそこまで重要ではないと考えています。
婚約指輪の選び方まとめ
とにかく価格を抑えたダイヤの指輪をプレゼントしたい
インターネットで購入しましょう。0.2カラットで39,800円程度の婚約指輪が販売されています。ただし、ダイヤが小さい、肉眼で見てわかる内包物がある可能性がある、リングが細いといった問題があるため、相手の女性の性格などによっては避けたほうが無難でしょう。このあたりの指輪が許されるのは、20代前半までです。
楽天だとこのあたりのラインですね。
最低限恥ずかしくないダイヤモンドの婚約指輪をプレゼントしたい場合
0.3カラット以上、カラーはDからH、クラリティはSIクラス以上のものを選べば見た目的には問題ないでしょう。予算目安は10万円前後です。肉眼で汚れなどは見えないため、キレイなダイヤモンドを横に置いたりしないで比べなければ特に問題ありません。大きさも0.3カラットあれば平均的なサイズなので、概ね問題ない最低限のレベルのものです。
楽天さんだとこのあたりが0.3カラットのSIクラスで69,800円。カットはともかく、カラーは注意が必要です。記載がないため、イエローカラーのものがあたる可能性があります。
こちらは、108,000円ですが、FカラーでカットもGoodなので安定感があります。こちらならまぁ問題ないでしょう。
ブランドで取り扱われているレベルのもの
お店やブランドにもよりますが、0.2カラット以上、VSクラス以上、エクセレントというのが各ブランドで取り扱っているダイヤのクラスと思われます。ブランド名があるぶん、価格は30万円以上と高額です。お店を選べばこのあたりのグレードのものを安く手に入れることもできます。ブランド名を気にせず、品質だけを重視するというのであれば、商品のグレードで選びましょう。
グレードで選ぶならこのあたりです。クラリティがVS1なので、ブランドショップレベルで、Dカラーで無色透明。カットはトリプルエクセレントにハートアンドキューピットという最高ランクの輝きです。ブランドのお店で買えば50万円以上はするであろうレベルのものがネットでは10万円台で買えてしまいます。基本的にダイヤモンドとプラチナは同じなので、ブランド料の違いでここまで差が出てきます。ブランド名を気にされないかたはインターネットでどうそ。
婚約指輪に資産価値を期待しない
蛇足ですが、婚約指輪に資産価値を求めるのは間違いです。数十万円の婚約指輪を買ったとしても売却金額は、数万円だったりします。ダイヤモンドも相当グレードの高い石でなければ価格が付きにくいですし、そもそも原価の2倍どころか、10倍くらい価格設定のお店も当たり前にあるので、売値は微々たるものです。基本的にリングで使用されているプラチナの価格は、およそ3.5g×プラチナ地金相場約3,000円×含有量90%として約10,000円の価値となります。ダイヤモンドはびっくりするほど安いので、高い婚約指輪を買ったからといって高く売れるわけではありません。そうしたものも踏まえて上手くご購入されることをオススメいたします。
まとめ
かなり長文になりましたが、参考になりましたでしょうか。男性は知らずに注文して、プロポーズで恥をかいてしまうこともあります。男性にとっても女性にとっても生涯唯一のプロポーズ。嫌な思い出にならないように婚約指輪の選び方は慎重に。
ちなみにKAZは、クライアント先の会社でほぼ原価で買わせて頂きました。0.3カラットのDカラー、VVS1、3エクセレントH&Cという最高ランクのダイヤモンドの指輪をかなりお安くご用意頂きました。値段は秘密です。ブランドにこだわらないで良いものを買えたので満足です。その代わり結婚指輪は妻と一緒に選びました。婚約指輪はサプライズで渡せば自分で選べるので価格を上手く調整が可能です。しかしながら、結婚指輪は二人で選ぶことが多いと思うのでそうはいきません。うちの場合はTIFFANYさんで1本13万円くらいのものを購入しました。婚約指輪を買われる場合は、その先の結婚指輪のことも想定してご購入されるのがよろしいかもしれません。